九州南部の田舎からこんにちわ~過疎が進む田舎~

田舎の学校

娘が通う小学校は、全校児童50人程度の小規模校です。
私が嫁いできた頃は、60人くらいの児童と
付属の幼稚園も30人くらいの園児がいました。
1学年10人くらいなんだなぁ~ってほほえましく見ていました

年々、児童数は減少して
数年前から複式学級もスタート。
全部が複式ではないんです。
人数の決まりがあるみたいで、

例えば、1,2年生なら合計で9人以上なら単式学級になります。
もし、1年生がたった1人だとしても、2年生が8人いれば単式。
3年生以上はもう少し多くなりますが、合計の人数で行くみたいです。

複式学級の授業風景ってどんななんだろう?って
授業参観の日は興味津々の保護者たち。

先生が大忙し!という印象でした。

教室の前と後ろに黒板を設置してあって
1年生に教えて、問題解かせている間に2年生を教える
という感じで、先生が教室を飛び回っていました。

だんだんとガイド学習(?)とかいうスタイルを取り入れて
児童の中に進行役を立てて、先生が他の学年を教えている間に
自分たちで進めるというやり方をしていました。

娘たちは、上の学年が極端に少人数で、下の学年が多いという位置だったので
複式と単式を交互に経験しています。
単式の時は、いちばん少人数のクラスになってしまうんですけどね。

小規模校なので、地域とのつながりも濃いです。
運動会は地域と合同で開催するので、
親も子どもたちと同じくらいの数の種目に出ます。
娘が幼稚園の時なんか(幼稚園も合同です)
親子ダンス。親子競技。PTA種目。と、地域対抗の種目がいくつかあったので
大変!!
早朝からお弁当作ったりね。。。

コロナ禍になってから、小学校だけで開催してますが
子ども達が出っぱなしの運動会。

教育委員会からの要請で、午前中のみの開催にするようにって言われて
大人数で昼食をとることのリスクを考えてなんでしょうけど
大規模校は、各学年1種目しかできなかったり、
保護者も我が子が出る時間だけしか入れなかったりするのに対して、

子どもたちだけの種目なら、午前中でいつもどおりすべて行える規模の学校。

徒競走、リレー種目、マスゲーム、鼓笛隊。。
ほぼ全員参加の種目です。
さすがに、去年は途中の休憩を増やしてもらいました(笑)

親は、応援だけでいいのでとっても楽でしたけどね~

田舎のエリアになると、小学校から小学校の距離が近い気がします。
私が通っていたのは全校児童1200人のマンモス校でしたが、
校区も広かった。
多分、娘の通う中学校区と同じくらいの広さ。小学校3校分。
統廃合で3校になったけど、数年前までは5つの小学校がありました。

ただ、山で分断されるんですよね。
車で通れる県道や市道でつながっていますが、
民家のない道。そして児童も少ない。
いや、昔は、どの小学校にもそこそこ児童がいたんですけど
逆に、道が整備されていないので通学路としては不向き

ついでに、田舎のエリアって昭和40年くらいまでは
市の一部じゃなくて、独立した村とかだったところも多くて
村の小学校だったのかもしれません。

統廃合でなくなってしまった小学校区からは
スクールバスを使って登校してきます。
数人しかいない児童のためのスクールバスだけど
学校を一つ運営するよりは経費がかからないんだろうなぁ~
って大人の事情を勘ぐってしまいますね(^_^;)

地域コミュニティ

5つ程の自治会があります。
自治会も市街地に近いところは人数も多いのですが、
山手に行くにつれて世帯数も減っていきます。

世帯数が減り、子どもも少なくなって
高齢者が多いという現状。
そして、自治会費が高い!
私の実家の年間の自治会費くらいの金額を毎月払います。
これは、田舎あるあるなのかこの地域だけなのか
断言はできませんので、田舎暮らしを検討されているなら確認しておくといいでしょう。

あと、田舎って、飲みにケーションがまだまだ大切なんでしょうね。

役員会のあとは、おじさんたちが公民館で酒を飲む
地域のスポーツイベントのあとも反省会という宴会。花見に新年会…
コロナ禍で、宴会はやらなくなりましたけど、
ぼちぼち再開しそうな気配もあります。

あとは、全体的に、まだまだ前時代的な男女の役割が多いところとか
若い世代が敬遠してまうのが田舎の難点でしょうか。

子育て世代の大半は、地域外の出身者。
地元で生まれ育った世代は出ていってしまうし、
その親世代も「帰っておいでと言えない」と言ってる。
田舎に帰ってくるメリットがあまり無いというのが理由。

Iターンによる新規就農者とかもいるし
「青年団」的な盛り上げをしたいと動いている若者もいるので
もう少ししたら、生まれ変わるのではないのかなぁ~
と、ちょこっと期待もしています。

過疎化はまだ止められないとは思いますが
地域が時代の変化、新しい風、波を受け入れられるかどうかが
田舎の地域の盛り上がりにつながるような気がします。

田舎のいいところ

なんとなく、デメリットというようなところばかり書いてしまっていたので
名誉挽回(笑)

水がきれい!

米作りをするのに水は大切なんですが
山から流れるきれいな水で作る米はとっても美味しいです。
田舎だけど、下水道がかなり整備されているので、
地域を流れる川はとてもきれい。

毎年、夏には「川祭り」として、
子どもたちで川の生き物を調べて水質調査をしたり
おもいっきり水遊びをしたりします。
大人もこどもも目いっぱい楽しみます。
私も、もちろん先陣を切ってはしゃぎます(笑)

ジビエが手に入る!
鹿肉、猪肉、たまに新鮮なものが手に入ります。
・・・正直、私は苦手なので食べませんが(^_^;)

空気がきれい!

若いころ、旅行で国内の大都市に行ったことがあるのですが
「息ができない!」と思いました。
空気が汚れているとかはわかりませんでしたが
人や車の多さ、なんとなく透明感がない感じ(感覚的なものです)
私は、都会では生きていけません。

嫁いできて、最初は市街地に住んでいましたが
夫の実家近辺に、昭和の空気を感じて懐かしい気持ちになりました。
トトロの世界観が少し残っているような感じ。

こんな風景がみられるのも田舎の良さです。

田舎暮らしは向き不向きもあります。
車の運転できないと買い物も不便だし
中学校までは地域にあるけれど、高校は自力通学できる範囲は少ないし
通学に使う最寄りのバス停や駅まで、送迎している保護者もたくさんいます。
生まれ育った人たちがどんどん出て行ってしまうのもわかります。

それでも私は田舎が好きなので
ここから発信していこうと思います。

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