ムカデに咬まれたら!

以前の記事でも対処方法について書いてはいますが、
昨日、ガッツリ咬まれたので(!?)
実体験ベースで詳しく書いてみようと思います。

激痛!

全国的に災害レベルの大雨が降っていましたが
なぜか我が家周辺は普通の雨しか降らず
昨日は雨上がりで晴れていました。
雨上がりの晴れなので、当然湿度も高く
そういう時はムカデが室内にも出やすいので要注意なんですが

私、屋外で咬まれました!

伸び放題になっていた草を刈っていたら
いきなり太ももの裏側に激痛!

叫びました。
マンガみたいに、「ギャーーーー!!」って。
静かな田舎に、めちゃめちゃ響き渡る悲鳴。
近所の人が出てくるのではないかと心配になったけど
そこは、自然豊かな田舎なので(?)
野生生物の声と思われた模様・・・知らんけど。。。

黒いジャージを履いていたんですが
激痛の原因になるものは見当たらず
蜂!? ムカデ!? 何!?
って考えながら、室内に入りました。
だってねぇ、いくら誰も来ないような場所でも
屋外でジャージ脱ぐわけにいかないじゃないですか。

ジャージを膝までおろしてみたけど
自分では見えない場所だったので、娘に見てもらったけど
なんとなくピンク色になってる部分が・・・
っていう程度。
なんだろうなぁ~~~って思ったところで、
ジャージからこんにちわするヤツ!

イラストはかわいいものを使用させていただきました(笑)
実際は、青黒いムカデ。
触覚も足もボディも青黒いヤツで、黒いジャージの色に紛れてました。

ムカデ退治

昔から、熱湯をかけると死ぬといいますが
夏に熱湯なんて簡単に用意できるはずもなく
しかも、ヤツも逃げようと必死になっているので目が離せず
とりあえずは、近くにあった物を使って押さえ込んで
娘に殺虫剤を持ってくるように指示して退治

昔の殺虫剤は、あまり効かないイメージでしたが
細菌は、ちゃんと効きます。
うちの場合はちゃんと『ムカデ』って大きく書いてある殺虫剤を常備していますが。
ムカデが出るとわかっている家にお住まいなら、そういう殺虫剤をおすすめします。

ちなみにその時の私、
素足でTシャツとパンイチ状態で玄関から上がったところにいたので
もし、誰か来たら事件でした(笑)

今回、ほんとに咬まれているので
めちゃめちゃ痛みはあったのですが、家の中で逃がしたら夜寝られないので
必死でした。

娘が殺虫剤を持ってくるまでの間、押さえていたのだけど
当然、素手&素足じゃ押さえられないし
物を使って押さえていても、アイツは器用に体をくねらせながら
少しずつ出てくるんですよね。
あの平たい体は押さえてもつぶしにくくて、
靴やスリッパで押さえたときは、ぐりぐりとこっちからも押さえて
つぶせたりもするけど、生命力も強いので簡単にはいきません。

こうして、無事に退治できたところで、患部の処置に入ります

応急処置

ムカデの毒は熱に弱いです。
咬まれたら、熱いシャワーで患部を流してください。
普通の入浴する時の温度より高く、43℃くらいの熱いお湯を使います。
ぬるいと解毒できません。
50℃というご意見もありますが、場所によってはやけどしますので
そこまで高温にする必要はありません。

ムカデの場合は、毒を注入するというより、塗り付ける感じだそうです。
なので、熱いシャワーでしばらく流しておくことが大切です。

本来なら、ムカデ退治するより処置にいく方がいいのですけど、
娘じゃ退治できないので、母は頑張りました!

ある程度流したら、石けんで洗うといいのですが

昨日は、外に、作業の道具の他、水筒にスマホまで放置していたので
一旦、患部だけ流して、片付けをしてから
ついでに全身の汗をながすバスタイムにしました。

今回の患部は、前から見ても、体をねじって後ろから見てもわかりにくい位置で
痛みも、火傷のようなヒリヒリした痛みが太ももの裏側全体を覆う感じで
どこを咬まれているのかわかりにくかったのですが、
ムカデの咬み跡は二つの点が並んでいるので、あとから見つけることができました。

腕とかわかりやすい位置を咬まれた時
絶対にしちゃいけないのは、吸い出しです。
口の中に毒を入れる行為ですし、患部の皮膚に毒が塗られている状態なのでとても危険です。
あと、揉んだり押し出そうとするのもやめてください。
逆に、体内に毒を拡げたり、炎症が酷くなることがあります。

患部をきれいにしたら、ステロイド軟膏を塗ります。
正直、私はステロイドは抵抗があるので、単なる皮膚の炎症とかだと
非ステロイドの物を使っていますが、
ムカデだけは、ステロイド軟膏を使っています。
私は、洗い流せば痛みも和らぐし、腫れもほとんどないので
『念のため』程度の使用量ですけどね。

でもこれは、あくまでも応急処置です
痛みや腫れがひかないようなら、病院に行って処置してもらってください。

耐性?

私は、独身時代から、ムカデには何度も咬まれています。
何度も咬まれるのですが、
だいたいいつも、応急処置で痛みはほぼなくなるし、腫れもあまりありません。

よく、「ムカデに強い人はマムシには弱い」「マムシに強い人はムカデに弱い」
と言われるのですが、私はムカデに強いのでマムシに咬まれたらイチコロかもしれません。

ムカデ毒も蜂と似た成分が入っているそうなので、
蜂に刺された経験がある人は、ムカデ初体験でもアナフィラキシーショック起こす危険があるそうです。
ムカデに数回咬まれてもアナフィラキシーが起きることもあります。

いちばんいいのは咬まれないことなんですけどね。

後遺症?

個人差がありますが、ムカデ以外の虫に刺された時に、
身体が過剰反応するようになったケースもあるようです。
私自身は、そういう後遺症は無いのですが、

見えないところで、ガサガサと音がしたりするとビビる。
手先、足先などにモゾモゾする感覚にビビる。
木の葉や草に触れて、ちょっとチクっとしただけでビビる。

など、軽いPTSD状態になります。

今回は、ジャージの中から出てきたので
いつ入ったのかが不明です。
外で作業している時に、たまたま裾側から入り込んだのか
家の中で入っていて、しばらく作業していて、ムカデの逆鱗に触れたのか!?
「服の中」を経験すると、着替える時に服をバッサバッサと振って
ヤツがいないことを確認してから着るようになったりします。
今日も、そうでした(笑)

寝込みを襲われると
しばらく寝るときにドキドキしますよね。

こういう『後遺症』もなかなか辛いものです。

ムカデとは

多足類に属する節足動物の分類群。古代からいるやつらで3000種程いるそうです(Wikipedia情報)

日本に多いのは、トビズムカデ(オオムカデ)、アカズムカデ
ボディが青黒い感じで、頭や足が赤や黄色のよく見かけるムカデがこれですね。
アオズムカデというのが、ボディが暗めの青で足は黄色。毒性はけっこう強いらしいです。
私は、こいつには、屋外で落ち葉を片づけている時とかに下から出てくるかたちで遭遇します。

時々、室内で小さなムカデを見かけます。
イッスンムカデなのか、他のムカデの幼体なのか不明ですが
咬まれた時の痛みは、THEムカデ です。
娘がこれに咬まれた時
「火が付いたように泣く」状態。
実際、ムカデに咬まれた痛みって、火傷した時みたいですよね。

「一匹いたら、もう一匹」と言われるムカデ
ツガイだから、パートナーの敵討ちにくると言われていましたが

実は、ツガイではなく、母と子だそうです!
ムカデのオスは子どもができたらさっさといなくなり、母子家庭で育てます。
とっても子煩悩な母親らしく、独り立ちするまで細やかに面倒をみるそうです。

ちなみに、ムカデは冬眠します。
一度、真冬にムカデと遭遇したのですが(なぜか室内にいた)
とっても、移動する速度が遅くて
私も、どうしようか考える時間をもらってしまいました。
退治しましたけどね。

ムカデは基本的に屋外で生活する虫だそうです
なので、外で遭遇した時は私は手を出しません。
家の中では、別です。家の中は人間のテリトリーなので。

というわけで、ムカデが出てくる季節。
正しく対処すれば、大丈夫!
咬まれた時の応急処置も知って置けば安心ですね。

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